ギターのチューニングの種類の詳しい説明とチューニングをするときに必要な道具を解説します。チューニング次第で音の印象が変わってくるので、さまざまなチューニングを覚えると楽曲に合わせたチューニングをして演奏できるようになりますよ。
ギターを正しい音で演奏するためには、チューニング(調律)が必要です。ギターの弦6本それぞれを決められた高さに調節します。チューニングにはいくつか種類があるので、それぞれマスターし、演奏する楽曲に合わせることが大切です。
今回はギターのチューニングの種類や、チューニングをするときに必要な道具、楽曲に合わせたチューニングのコツについて解説します。
目次
ではさっそくギターのチューニングの種類から紹介していきましょう。チューニングには色々と種類がありますが、大まかに分けると4種類あり、そのなかでさらに細かく分かれています。
最も基本となるチューニングがレギュラーチューニングです。楽譜に何も指定がなければこのチューニングでOKと考えてよいでしょう。
レギュラーチューニングは、以下のとおりです。
ヘビーなサウンドを作るのに適している半音下げチューニングをすると、覚えたコード名を変えることなく半音下げた状態で演奏できます。名前の通り、すべての弦を半音下げるチューニング方法です。
半音下げチューニングは、以下のようにチューニングします。
音をヘビーに演出できるドロップチューニングは、ギターで多用されるチューニング方法です。6弦ギターの場合、1弦から5弦に対して6弦のみを1音下げてチューニングします。
ドロップチューニングのなかでも使われることが多いチューニングです。
90年代に流行し始めたチューニング方法で、一番低いEの音をより低くすることでさらに音を重くする効果があり、今ではロックの定番チューニングにもなっています。レギュラーチューニングから6弦の音をDの音に下げる方法です。
ドロップDチューニングは、以下のようにチューニングします。
すべての弦を半音下げた状態から6弦だけをさらに下げるチューニングです。
ドロップC#チューニングは、以下のようにチューニングします。
すべての弦を1音下げた状態から6弦だけをさらに1音下げるチューニングを指します。
ドロップCチューニングは以下のとおりです。
すべての弦を1音半下げた状態から、6弦をさらに1音下げるチューニングです。
ドロップBチューニングは、以下のようにチューニングします。
すべての弦を2音下げた状態から6弦をさらに1音下げるチューニングです。
ドロップ B♭チューニングは、以下のようにチューニングします。
すべての弦を2音半下げた状態から6弦をさらに1音下げます。
ドロップAチューニングは、以下のとおりです。
6弦=A(ラ)
すべての弦を3音下げ、6弦をさらに1音下げるチューニングです。
ドロップA♭チューニングは、以下のようにチューニングします。

1〜6弦の開放音を決められたコードに合わせるチューニング方法で、よくアコースティックギターのチューニングに使用されます。メジャー系のオープンチューニングとマイナー系のオープンチューニングに分かれ、メジャー系はロックやブルース、マイナー系はマニアックなマイナーペンタとニックスケールと相性のよいチューニング方法です。
レギュラーチューニングをから6弦・5弦・1弦を1音下げるチューニングです。
オープンGチューニングは、以下のとおりです。
レギュラーチューニングから4弦・3弦・2弦を1音上げたチューニングです。
オープンAチューニングは、以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングから6弦・2弦・1弦を1音下げ、3弦を半音上げるチューニングです。19世紀から使われているチューニングで、とくにブルースと相性がよいといわれています。
オープンDチューニングは、以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングから5弦・4弦を1音上げ、3弦を半音上げるチューニングです。
オープンEチューニングは以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングから6弦・5弦・1弦を1音下げ、2弦を半音下げるチューニングです。
オープンGmチューニングは以下のとおりです。
レギュラーチューニングから4弦・3弦を1音上げ、2弦を半音上げるチューニングです。
オープンAmチューニングは以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングから5弦・4弦を1音上げるチューニングです。
オープンEmチューニングは、以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングから6弦・3弦・2弦・1弦を1音下げるチューニングです。
オープンDmチューニングは、以下のとおりです。
変則チューニングは、ほかの弦楽器やそれぞれの国の文化から生まれたチューニングをギターに転用したものです。それぞれ特徴的な独特の響きを持っています。
レギュラーチューニングを基準として、6弦・2弦・1弦を1音下げるチューニングで、アイリッシュ系サウンドに使われます。
DADGADチューニングは、以下のとおりです。
レギュラーチューニングを基準に6弦・2弦・1弦を1音下げ、3弦を1音半下げたチューニングです。
DADEADチューニングは、以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングを基準に6弦・4弦・1弦を1音下げ、2弦を音半下げたチューニングです。透明感を感じさせるチューニングです。
DGDGCDチューニングは以下のようにチューニングします。
レギュラーチューニングを基準に6弦・5弦・2弦・1弦を1音下げたチューニングです。
DGDGADチューニングは、以下のとおりです。
レギュラーチューニングを基準に6弦を1音半下げ、5弦を1音上げ、1弦を1音下げるチューニングです。
GBDGBDチューニングは、以下のようにチューニングします。

ギターのチューニングに必要な道具を解説します。なかにはチューニングが一度でできる便利な道具もあるので、初心者の方にもおすすめです。
チューニングを正確にするには、なんといってもチューナーが必要となります。チューナーはカードタイプ・エフェクタータイプ・クリップタイプと種類も豊富です。スマホのチューナーアプリを使ってもよいでしょう。
特定の音を出し、その音とギターの音を聞き比べてチューニングする際に使います。チューナーの方が簡単にチューニングできますが、耳を鍛えるためにも使えるようにしておくとよいでしょう。
あらかじめチューニングの設定を器具にしておくと、弦に取り付けるだけで簡単にチューニングができます。毎回チューニング変更するのが面倒だと感じる方や、チューニングに慣れていない初心者におすすめです。
チューニングを変えることで弦が緩くなることがあります。レギュラーゲージの弦では演奏しづらいことがあるので、チューニングに合わせた弦を楽器店で相談してみましょう。
チューニングを変えることでギターの音色の印象が大きく変わってきます。楽曲に合わせたチューニングをするためには、原曲のチューニングがどのようになっているかを確認しましょう。
ギタリストによって好むチューニングは異なり、楽曲によって使い分けている人がほとんどです。また、楽譜にチューニングの指定がある場合もあるので、必ずチェックしましょう。
楽曲や楽譜に合わせてチューニングしながら、自分に合うチューニングを見つけていくことをおすすめします。
チューニングの種類は、今回紹介しただけでもかなりの種類があります。実際にどんな音になるかは、ご自身のギターで試してみてください。
さまざまな種類のチューニングを試すことで、チューニングをするコツも習得できますよ。
Beeギター教室では45分間の無料レッスンを行っております。楽器もレンタルできますので、初心者の方でもお気軽にお申し込みください!
まずはお気軽に無料体験レッスンをご利用ください。
\無料体験でグッと上達実感!!/
無料体験レッスン\無料体験でグッと上達実感!!/